まいぷれ：素敵なこだわりですね～。
コーヒーに興味を持って頂けるようなコーヒー店を作り上げるまでの苦労はありました？

現在、この店をオープンさせたのは、2年半前になりますが、先ほどお話ししましたが3～4年前に競馬場で実践したように、コーヒーに興味を持って頂けるお客様を対象に営業して行きたかったので、焙煎機を導入し、自分で豆を選定し焙煎していけるコーヒー豆屋メインのコーヒー店を運営していきたいと思っていました。
ですが、実際は、たくさんの壁にぶつかっていましたね・・
エスプレッソを作るのは、とても繊細で難しいんです。
エスプレッソを1杯作るのに、何度やっても同じ味にならなかったり、1時間前はおいしかったのに、今の1時間は、味が全然違ったりしたんですよね。
エスプレッソっていうのは、英語で言うエクスプレス＝急行という意味から来ていて、無理な気圧をかけて30秒ぐらいで抽出しなくてはいけないんです。
お湯がコーヒー豆にあたり20秒から30秒で抽出されますが、その際に通るお湯の経路が1点だけに集中したりすると、味が変わってしまうんですよね。そして、豆の引き目によっても味が変わってきてしまうんです。
同じ味のエスプレッソを抽出するための追及が止まらなくなり、気づけばとてものめりこんでしまい、変わらずどうやったら毎度おいしいコーヒー作りが出来るんだろうという気持ちがあふれ出し、豆から選定し自分で焙煎を始めました。

まいぷれ：ここまで来るのにとても大変な時間を過ごしてきたんですね。。
今は”これだ！”という答えは出たんですか？

一歩一歩成長はしています。
ですが、答えが出てもまた新しい発見や好奇心があふれ、今でも色々追及しています。
これだ！という答えが出来てしまってもつまらないので、これからも追及していきたいと思います。