＜ケース1、小学校低学年で文章を読むことが苦手なお子さまの場合＞

【支援ステップ1】
「あ・い・う・え・お」など、ひとつひとつの文字と音を対応させ、50音を読む練習をします。

【支援ステップ2】
教材などを使って、複数の文字の組み合わせをひとつの単語として捉えて読む練習をします。
お子さまの習熟度に合わせて漢字の単語を読む練習もします。

【支援ステップ3】
「しゃ」「ちょ」「にっ」などの特殊音節の文字を見て読む練習をします。

【支援ステップ4】
「でんしゃ」「ちょうちょ」「にっき」など、特殊音節の入った単語を読む練習をします。
お子さまの習熟度に合わせて「電車」「日記」など漢字の単語を読む練習もします。

【支援ステップ5】
学習した単語を組み合わせた文章を、初めは短い文節に区切るなどして段階的に読む練習をします。
お子さまの習熟度に合わせて漢字の入った文章を読む練習もします。

＜ケース2、小学校高学年で作文を書く事や、順序立てて話すことが苦手なお子さまの場合＞

【支援ステップ1】
指導員との会話の中で、絵で見たことや、自分が体験したことを言葉にして説明する練習をします。

【支援ステップ2】
教材などを使って、2語文や3語文の短い文章を作成する練習をし、助詞の使い方などを習得します。

【支援ステップ3】
「いつ・どこで・だれが・だれに・どんなふうに・何をした」という5W1Hに基づいて話をする練習をします。

【支援ステップ4】
5W1Hに基づいて日記を書く練習をします。

＜ケース3、中学生で勉強の仕方が分からないお子さまの場合＞

【支援ステップ1】
まずは指導員からスケジュールの立て方や見通しの立て方を提案して、指導員と一緒に手順を確認しながら、お子さま自身でスケジュールを立てます。
たとえば、おぼえなければならない英単語の量を確認し、一日にいくつおぼえるか、スケジュールを立てて書面に書きます。
また指導員から単語をおぼえるための工夫を提示します。
たとえば、指導員との会話の中で日本語と英語の関連づけをしたり、単語帳を作るなど、お子さまに合った方法を提案して実行します。

【支援ステップ2】
自宅学習の状況を把握し、勉強してきた単語をおぼえているかどうかを確認します。
また単語のおぼえ方がお子さまに合っているかどうかも確認し、調整しながら学習を進めます。

＜ケース4、勉強に対する苦手意識が極度に高いお子さまの場合＞

【支援方法1】
まずは得意な課題に取り組んで自信をつけてから苦手な課題に取り組むことで、苦手意識を軽減します。

【支援方法2】
iPadを使って学習したり、カルタを取り入れたりして、ゲーム感覚で取り組むことにより、勉強が楽しいという意識を持ってもらいます。

【支援方法3】
問題を解く際に、一枚にたくさんの問題が書いてあるプリントではなく、一枚にひとつの問題のみが書いてあるプリントを使用することで、問題に取り組む意欲を高めます。

＜ケース5、怒りをコントロールすることが苦手なため、友達とのトラブルが多いお子さまの場合＞

【支援ステップ1】
指導員からいろいろな種類の感情に対応する表情を描いたカードを見せて、お子さまに感情の種類への認識を促します。

【支援ステップ2】
指導員から感情のいろいろな段階の表情を描いたカードを見せたり、たとえば怒りの感情の場合、「すごく怒っている・怒っている・あまり怒っていない」など、感情の大きさ、段階への認識を促します。

【支援ステップ3】
指導員との会話の中で、お子さまが自分はどのような気持ちかを伝えられるようにし、いろいろな感情をお子さま自信の経験と関連づけることで、お子さまに感情の表し方に対する認識を促します。

【支援ステップ4】
指導員からいろいろな感情のコントロール方法を提示して、お子さまに認識を促します。

【支援シテップ5】
指導員との会話の中で、お子さま自信に合った感情のコントロール方法を見つけ、段階的に紙に書き記して忘れないようにします。

【支援ステップ6】
指導員とゲームをするなど、感情をコントロールしなければならないシチュエーションを創出し、感情のコントロール方法を実践することができるかを確認します。
また学校や家庭でも実践できるかを確認します。
学校や家庭では、自分に合った感情のコントロール方法を段階的に書き記した紙などを身につけておくことで、感情をコントロールしなければならないシチュエーションになったときに、その紙を見て思い出して実践できるようにします。

＜1．学校や進学塾にはない専門的アプローチ＞

学習や社会生活での悩みなど、抱えている問題に対して心理・教育・発達などの専門的な観点から個別にアプローチして問題を解消していきます。
問題の背景や原因に焦点を当て、段階的に進めていくことで、無理なくお子さまの力を伸ばします。

＜２．さまざまなケースに対応できる豊富な支援方法＞

お子さまにとって最適な支援方法は一人ひとり異なります。
幅広い知識と経験を持ったスタッフが、お子さまに最適な支援方法をご提案します。
また独自の研修システムにより常にスタッフに質の維持向上に努めています。

＜３．お子さまのあらゆる環境に対する安心のサポート体制＞

ご家族からのご相談への対応はもちろん、学校の先生やスクールカウンセラーの方のご要望にお応えして学校での支援方法に関するご提案書を作成するなど、学校への協力も行っています。
また医療機関、支援機関、行政機関など、お子さまに関するあらゆる環境との連携、サポートを積極的に行っています。