まいぷれ：なぜスクールの場所に五反田を選ばれたのでしょうか？
また、どのような生徒さんを現在集めていらっしゃいますか？

○：私は、アーティストとして活動していますが、以前からアーティスト活動の傍ら、依頼を受けたシンガーや、アーティストの方々にボイストレーニングをしています。

ライブ、オーディション、ミュージカルなど、歌うことをお仕事にしているプロシンガーへのボイストレーニングが主な仕事だったのですが、ある時、全くの素人である地域のママさんゴスペルサークルへの指導に携わる機会がありました。

そのお仕事を通じて、歌うことを趣味としている人が現在では大変多くいるということに気づきました。

SNSやYOU TUBEなど、現在では趣味や特技を披露する場がたくさんあります。
カラオケに行く機会も多く、歌が上手くなりたいと思っている人は想像以上に多い事がわかりました。

でも、趣味で歌を歌っている方々の多くは、基礎の発声を学んでいない、正しい歌い方を身に着けていないために、やみくもに練習しても、それが上達につながっていないことも痛感したのです。

一方で、一般の方々の多くは、「ボーカルスクールというのは、プロになりたい人が行くんでしょ？」などの声を多く耳にしました。

プロシンガーやプロ志望の一部の人が通う場所がボイススクールだと思われがちな認識を変えたくて、敢えて、サラリーマンやOLさんや、学生さんなどが多く、勤め帰りや土日など、時間を有効に使っていただける場として、五反田という場所を選ばせていただきました。

生徒さんの何人かに指導させて頂いた時、多くの人が自分の歌声の変化に感動してくれたことを通じて、自分も教えることに改めて大きなやりがいを感じました。

歌がうまくなりたいとか、カラオケの点数を上げたいとか、人前で歌った時に上手いと言われたいとか、人それぞれあると思いますが、小さな喜びでもいいと思うのです。
そういうものを感じて欲しい！と思っています。

歌手になりたい！だけでなく、趣味の一環で通って頂けるような、料理教室だったり、英会話スクールだったり、ピアノ教室だったり、いろいろな習い事がありますよね？
その一部としてボーカルスクールもありますよという、カジュアルかつ楽しんで通い続けてくれる様なスクールを作っていきたいです。

自分のレッスンは、有名音大を卒業、とか、経歴を振りかざすトレーナーのそれとはまったく違っていて、実際に生徒さんの歌声を聴いたうえで、その方の伸びしろを必ず実感させていくようなものです。

その上達の結果を、スタジオの機器を使って実際に体感していただけるところ、生徒さん自身にここを直せばこれくらい上手になりますよと分かりやすく説明できるところが、他の講師とは違っていると思います。

来て頂ければ、実感される生徒さんが多いので、分かって頂けるかなと思いますが、自分は、受け入れた生徒さんは100％上手くする自信があります。
それぞれの生徒さんのスタイルや声を生かして行っているレッスンを体感してほしいです。

今までにない、ボイストレーニングスクール、自分がそんなスクールを作らなくてはという使命感でいっぱいです。
難しく考えないで、楽しく通っていただけたら嬉しいです。

まいぷれ：調べてみると、ボーカルスクールというのは、2種類あって、ひとつは昔からある年配向けのカラオケ教室、先生も高齢で、生徒さんも年配の方というスクールと、もうひとつはプロを目指している方向けのスクールですよね。
それに比べ、L-Springさんはその中間であり、どちらにも対応できる。
今まで、そのようなスクールは存在していない様ですね？その点を比べると、特徴の有るスクールと思います。

○：そうですね。今まで無かった新しいタイプのスクールなので、それをどの様に広げていくかは、自分の中で思考錯誤です。
歌い方のコツや、声の出し方などが分からないだけの方がほとんどなので、個人差はありますが、一回で大きな進歩を感じる方が多いです。
自分もスクールを始める前に、他店をいろいろ回りましたが、講師の方の歌が上手ではなかったり、上から目線で話をされたり、専門用語を使われたり、それは違うのではないかと思います。
分かりやすく、分からないことはどんどん聞いて頂けるようなフレンドリーな雰囲気で、レッスンを楽しんで頂いて、楽しんでいる間に歌がうまくなっちゃった！という感じでやっていきたいです。

まだスクールをオープンさせて間もないので、「こういうレッスンは無理ですか？」「こんな事を習いたいのですが…」などのご意見なども頂ければ、できる限り対応させていただきたいと思っています。