まいぷれ：書道を目指されたきっかけを教えて下さい。
○：子供の時から書く事が好きで、書道は嗜（たしな）んでいました。
別の仕事の空き時間で教えられれば、と指導の道を進みましたが、まさか書道をメインにするとは思ってもいませんでした。

まいぷれ：現在、近隣エリア4教室で指導されて大変ではありませんか？
○：住まいがこのエリアなので大変ではありませんね。
元々ターミナル駅で開催したいという希望もあったので、品川での開催を決めました。

まいぷれ：生徒さんはどの様な方が通われていますか？
○：下は1歳から上は90歳まで、とてもヤル気のある方が集まっています。
私も意識を高くして指導することを心掛けていますので、同じ気持ちでお越しになる方が多くて感謝しています。

まいぷれ：毛筆と硬筆の比率は変わりませんか？
○：だいたい半々でしょうか。
当教室ではバランス良く参加されているように感じます。

まいぷれ：毛筆の参加生徒さんも多いんですね。
毛筆のブームがあったのでしょうか？
○：文字が上手になりたいと思う方が多くなってきているのかな、とは感じます。そんな思いからか、当教室では小さい時から通い続けている生徒さんが多いですね。

まいぷれ：生徒さんが入会される理由を教えてください。
お子さんだと、鉛筆の誤った持ち方や文字が汚いという親御さんのお悩みからでしょうか。大人の方は、身だしなみのひとつとして上達を望まれる方が多いです。

まいぷれ：どの程度で上達されるのでしょうか？
○：まずは3ヵ月くらいで上達が分かるようになります。癖をなくして自分の文字にするためには、長い生徒さんだと2年ぐらいはかかると思います。
文字の癖が強ければ強いほど、長い期間を要しますが、それぞれのペースで上達されます。

まいぷれ：指導方法をお教え下さい。
○：徹底した自学自習です。
私の役目は、生徒さんが集中できる環境を整える事だと思っています。
先生がいなくてもキチンと学習出来る事を目標に、個人別で指導をしています。
教材は学びやすく、上手に書くポイントを紹介していますので、皆さん、自分のペースで無理なく楽しく学習していただいています。
また、学習状況をみてそれぞれの生徒さんに合った教材をその都度渡しています。
硬筆は毎回宿題を出して、定着を考えて反復練習するように促しています。
人それぞれのリズムがありますので、個性を引き出しながら進めています。

まいぷれ：練習を継続させるには何かコツがあるのでしょうか？
○：習っていて一番いいことが、人から褒められることですね。これはとても良いモチベーションになります。
「年賀状」や「申込書」など、人前で字を書き、人から評価される事で良い刺激を貰えますので、どんどん人前で書いてほしいです。

まいぷれ：教室の違いをお教え下さい。
○：おしゃべりしない。書に関係のない事はさせない。（笑）
どんなにやんちゃな子でも、静かに集中して字を書くことのできる環境づくりを目指しています。
平均滞在時間30分くらいで終わらせて、帰宅できるようにしています。
短時間だからこそ集中できるのです。

まいぷれ：今後の活動をお聞かせ下さい。
○：個人的な気持ちとしては、教室をもっと増やして沢山の人に教えたいのですが、今は生徒さんひとりひとりの質を高める事に心掛けています。
文字は一生の宝物になります。「心温まる手書き文字を書きたい」と思える方々が増えることを願って、これからも頑張りたいと思います。